第19回東京ミネラルショー@池袋レポ
最近また更新が滞り申し訳有りません。
さて、今年も池袋で東京ミネラルショーが開催されました
年に2回の大きな石の祭典、とても楽しみにしていたのですが…今回も仕事と日程が重なり会場に行けたのは土曜日の閉場前の一時間と月曜日午後の2時間程、その為にざっくりしたレポしかできませんがご容赦下さい。
今回はTwitterで知り合った方に招待券を頂きました、Sさん感謝してます!
先ずは土曜日、閉場一時間前の駆け込みです、
ドイツの蛍石の良質なものがあったら購入しようと思っていたのですが、残念ながら気にいった物には出会えず、今回は全体的にヨーロッパ系の石そのものが少なめな印象で常連のイタリアのお店も出ていません。
磨き石やビーズの業者さんの出展も増え、パワーストーン系の店舗が増えてきたのは時代の流れなのでしょう、その分原石を扱う昔ながらの標本屋さんが減ってしまったのは寂しい限り。
国産鉱物では新発見の鉱物として話題になっていた千葉石を出しているブースがあったらしいのですが私が行った二日目には見当たらず既に完売した模様。(地味な鉱物なので見落としていた可能性もありますが。)他には2階の会場で三ッ岩岳の鳥形三連水晶を扱っているブースがありました。
貧乏コレクターの味方?アフガン/パキスタン系は円高を受けてか石榴石類やトルマリン,トパーズ等の比較的良質で買いやすい価格のものが出ていて、じっくり探せば良いものに出会えそう。
驚いたのはパキスタンのピンク~グリーンのフローライトが均一皿に山盛りで出ていた事、殆どが不定形の分離結晶でしたが中には結晶形が奇麗に出ているものもありました、このピンクの蛍石数年前は結構高かったんですよ。
別の業者さんでは例のフクサイト入り緑水晶のクラスターを出していて前回見た物より質の良い物でしたが、何となくまた出会えそう気がしたので今回はパス。
アフガン系と言えば新顔の業者さんがエピドートの上に石榴石が結晶した色合いが面白い標本を出してました、母岩付きのスフェーンの原石もあってどちらもなかなか奇麗。
取りあえず石榴石のみ買った後、この日は下見のつもりだったので会場全体をざっと見回して終了。
<以下長くなりすぎるのでたたみます。>
最終日、午後に時間を作って再チャレンジです、さぁ閉会までの2時間強でじっくり見るぞと思ったのですが…海外業者さん3時頃から店じまい(^^;
フライトの時間があるから仕方が無いのですが落ち着いてみるという雰囲気ではありません。
取りあえず3階の企画展メッセルの化石コレクションを鑑賞してから既に会場入りしているKさんと合流してお勧めのお店を教えて頂く事に。
最終日になると良いものレアなものはさすがに無くなっていますが、帰国する海外業者が見切り価格で譲ってくれる事も多いので、値段の駆け引きをしながらお買い得品を探すという楽しみがあります。
まずKさんお勧めのアフリカ系の鉱物を置いているお店でアホアイト水晶を価格交渉の末に購入、タイプの違う未研磨の石が二つあり悩んだ末にどちらも購入、二つ分の価格で一個分としてもお買い得だったのでついつい。
このお店にはパパゴアイト入りの水晶も出ていたそうです、またマダガスカルの日本式双晶や話題のオルミアイトもお手頃価格で出ていました。
他には一階で黄鉄鉱が置換したと思われる立方体の褐鉄鉱を見つけたので購入、こういうきちっとした形の鉱物に弱いのです。
前回、巨大灰鉄石榴石を購入したロシアのお店で今回はダリネゴルスクの無色透明蛍石のサムネイルを購入、大きな群晶と迷ったのですが小さくても全体のバランスが気に入ったものを選択しました。
今回コロンビア産のエメラルド原石が会場数カ所に出ていて、初日に選べば結晶形の整った美品でお手頃な価格の物も有ったようです、石仲間の方の購入品を見せて頂きましたがとても素敵でした、最終日にはさすがに良い物は少なくやはり初日に見たかった。
そろそろ良い物を一点買いに切り替えたいんですが、最終日に行ってしまうと駄目ですね。
どうしてもバーゲン感覚で買ってしまう、それもまたミネラルショーの楽しみ方の一つかなと(笑)
今回購入した石達を並べてみました、手前のタンブルはピンク系の光が美しいラブラドライトです。