KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

ニュージーランド旅行記7 オークランド

旅行7日目にはクイーンズタウンから今回唯一の北島の都市オークランドへと国内線の空路で移動した、オークランドで一泊し、翌日東京へ戻る。


クイーンズタウンに未練たっぷりのKとニュージーランド航空の国内便に乗り込む。

約2時間45分のフライトの途中、富士山にそっくりの火山が見えた、映画「ラストサムライ」でも富士山の代役を務めたマウント・タラナキである。(自国が舞台の映画を環境が悪化しすぎて撮影場所を提供出来無い日本は本当に情けないと思う、ちなみにこの映画、冒頭の合戦シーンにNZ特産の例の巨大羊歯がしっかり出演していて、思わず爆笑しそうになった)

私達を日本人と見るや、アテンダントのおじさんが陽気に『マウント・フジ~!』とおどけてみせたので思わず爆笑してしまった。


オークランドは人口140万人を抱える北島の大都市である、実はNZの人口の75%はこの北島に住んでいる。

それまで観て来た南島の街と違い、市内には高層ビルが建ち並ぶ、湾内にはヨットが多く停泊し“City OF Sails”「帆の街」の異名を持つ。

近代的な建物、海、市内に立つ塔、何処かに似ていると思っていたら「横浜に似てない?」とK、なるほど。(実は横浜は同名のアメリカの都市オークランドの姉妹都市になっている、NZのオークランドの姉妹都市は福岡の博多)


オークランドシティ


オークランド


街に出て念願のマクドナルドのNZ限定メニューKIWIバーガーを食べに行く。

カウンターでシーザーサラダとKIWIバーガーを頼むと、凄まじく巨大なサラダと山盛りのポテト、日本で食べるBIGマックよりも厚みのあるKIWIバーガーが出て来た。

KIWIバーガーはKIWI達の好きなものがイラストで描かれた黄色のパッケージに入っていた、パンをめくってみるとレタスと目玉焼き、ビートルート(beetroot)(甘みのある赤紫色のカブの様な野菜)のスライスが挟まっている、それにしても凄いボリューム!


KIwiバーガー

ここで、NZの食事に付いて少し触れておく。

牧畜が盛んな国なので、当然肉料理がメインになる、NZビーフはもちろんラム肉、脂身が少なくさっぱりとした鹿肉まで様々な肉料理が楽しめる、殆どはステーキなど素材を生かしたシンプルなものが多い、シーフードとしてはNZ名物のクレイフィッシュという伊勢海老そっくりの海老が有名。

デザートは何故かどこにいってもアイスクリームが出てきた、NZは世界一のアイスクリーム消費国なのだ、特にこってりした味のホーキーポーキー(Hokey Pokey)という銘柄のものが有名で何処の観光地に行っても看板が出ていた。

NZ固有の料理としてはマオリの伝統料理であるハンギ料理が有名だが、今回は食べる機会が無かったのが残念。

それにしても旅行社で用意してくれた和食弁当は不味くて本当に辟易させられた。


残念ながらオークランドについてはあまり書く事が無い、正月(この日は1/2)で有った為か、殆どの施設が早め(現地時間15:00に閉店の店が多かった)に閉まってしまったので土産物屋で買い物をする以外ホテルで大人しくしている他なかったからだ。

この辺がリゾート地である南島クイーンズタウンとリアルな生活の場である北島のオークランドの違いなのだろう。


明日はもうこの国を飛び立たなばならない、オークランドの夜景を眺めながら、素晴らしい体験の出来たニュージーランドとの別れを惜しんだ。


オークランドの夕焼け

オークランドの夜景