IJT2006 第17回国際宝飾展
先月1/25~1/28にかけて東京ビッグサイトで開催された国内最大の宝飾イベント国際宝飾展(IJT)に今年も出展社の一員として参加して参りました。
なんやかやで今年で17回めを迎えたIJT今年も盛況の内に無事終了した模様です。
思えばこのBLOG用に最初に書いたエントリーが去年のIJTのレポですから丁度1年経った事になりますね。
IJT初日の名物と言えばジュエリーベストドレッサー賞受賞者のパレード、ぞろぞろと追っかけを引き連れて各界の美女達が会場内の通路を練り歩く姿はなかなかの見物です。
今年は20代のベストに選ばれた小雪さんのシャープな美貌と無駄の無い動きの美しさが印象的、60代以上で受賞した八千草薫さんの「可憐」な風情も素敵でした(あのお年で可愛いって素晴らしい!)。
50代部門の小池環境相は「緊急閣僚会議」で欠席との事(パーティの方には出席)国事の方が大切ですから仕方ありませんね(笑)
さて昨今宝飾業界の大きな話題は地金の高騰、特にプラチナの価格上昇が著しく私がこの業界で仕事を始めた頃のおよそ2倍以上という厳しい状況です。
それに釣られるように金も値上がりしていますからコストの上昇は避けられず、宝飾を作成する側の人間としては頭の痛い問題です。
それはさておき、会場の出品ジュエリーから見た今期のジュエリートレンドを探ってみると?…
キーワードとして「アンティーク風」「エスニックテイスト」「大振り天然石」「ブラック&ブラウン」などがあげられそうです。
前述の地金の高騰の影響も有りメタルのボリュームで見せるものよりクラシックで繊細なデザイン、それに合うシックなブラックやブラウンの石(特にダイヤモンド)を生かしたジュエリーが目に付きました。
また瑪瑙など天然石素材のビーズや安価で大きな石を使える半貴石を使ったエスニック風のアクセサリーも高い人気です。
仕事を離れて石好きとして気になるのは、やはりジュエリールースコーナーです。
今回目立って新しい石は出ていなかったと思いますが、私の目に付いたのはインカローズ(ロードクロサイト)やルビー、ピンクサファイヤを代表とする紅色~ピンク系の貴石、特にインカローズは梅羊羹(?)のような質感のペルー産の石があちらこちらのお店で比較的安価に売り出されていました。
鉱物ファンにはお馴染みのギラ石入り水晶や岐阜のレインボーガーネットを磨いた物を出しているお店も有りましたが、ハッキリ言って高い(^^;
この辺りの石はやはりミネラルフェアで探すのが正解の様です。個人的にコンゴ産のカラーチェンジアンデシンを探していたのですが、未だ流通しはじめたばかりの石なので数が少なく相場が高いように感じられたので残念ながら今回は見送り。
毎度の事ながら今年もIJTで石をお迎えしてしまいました(^^; A
年初に石の購入は控えめにと誓ったはずなのに…
我が家の新入り君たちは次回御紹介させて頂きますね。
IJT会場の様子