KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

Dream Time


Fluorite/La Viesca Asturias/Spain

気がつくとカウンターが15000超えていました。

覗いて下さっている方々に心からお礼を、本当にありがとうございます。

月に数回しか更新出来ない怠け者Blogですが、今後ともよろしくお願いしますね。

さてまたフローライトです。

そろそろ怒られそうですが、根っからの蛍石好きなのでどうか許してやって下さい。

大分前の事ですが、とある石屋さんで水晶をぼんやり眺めていたらお店の人がこう言うのです

『やっぱり石は水晶が一番ですよね、一番深みがありますよ。蛍石とかはね綺麗だけど直ぐに飽きて来ちゃいますよ。』

たまたま私が其処にあった水晶を熱心に眺めていたので水晶コレクターだと思ったのでしょう。

『そうかな?そりゃ水晶も好きだけど、蛍石私は飽きないぞ。』心の中で首を捻りつつお店を後にしたのでした。

そう云われてみるとWEBで見かける石好きさんの中には「蛍石はピンと来ない」という方が結構いらっしゃいます。

う~ん何故だろ、やっぱりコレクター初心者向きの石なのかしらん?

私にとって蛍石は子供の頃の不思議な感覚を呼び起こしてくれる石です。

不思議を何の躊躇いも疑いも無く受け入れていた頃、何でも無い日常の中にも常に新しい何かを見つける事が出来ていた頃。

そんな夢と現実が入り交じっていた「夢の時間」に繋がるような、そんな印象をうけるのです。

もしかしたら私の中のきちんと大人になれていない部分がこの石を好んでいるのかもしれませんね。