KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

憧れのBlue Cap?!ー第三回池袋鉱物化石市場

Bluecap tourmaline

Tourmaline-Elbite/Sapo mine,Conselheiro Pena,Minas Gerais/BRAZIL


池袋の東武デパートで8/2より開催されている第三回池袋鉱物化石市場を初日に覗いてきました。

老舗プラニー商会を筆頭に国内の鉱物業者中心のこじんまりとした展示会で、出ている標本類も特に目新しいものはありませんが、昨今の新宿ショーのように人が多すぎて石が見えないなんて事は無いのでの~んびり石を探したい向きにはお勧めです。

のんびりついでに石屋さんや見知らぬ石好きさんとおしゃべりしたり、小さな展示会にはそれなりの楽しみもあるものです。

しかし元々標本中心のこの展示会もパワストブームに押されてかルースやアクセサリーも目に付くようになりました、普通の鉱物標本に混ざって水晶に金属を蒸着させた「アクアオーラクォーツ」が並んでいたりするのを観ると少々複雑な気持ちになります。

さて写真のトルマリンは今回の収穫品の一つです、いつも覗いている某老舗ショップでみつけました。

虹の様な色彩グラデーションが美しい、憧れの「Blue Cap Tourmaline」

リチア電気石の内、複数の色彩グラデーションで結晶の先端が青いものをそう呼びます、

何でも大分前に産出が終わってしまっているとかでなかなかレアなトルマリンなのだ、貧乏コレクターの棗さんがんばりました。

なーんて実はこの石「900円」

桁間違ってるだろって?いえいえw

なぜならば

サイズ比較

実は高さ1cmくらいのミニ結晶なのだ(笑) この小さな小さな結晶に虹の色を取り込んだ自然の神秘に感動。

サムネイルといってもこれくらい小さいと「客観的価値」なんて殆ど無いのでしょうが、それでも良いと思うのです、小さな物の中に秘められた美しさを見つけだすそんな楽しみ方も有りではないかと思うから。