KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

第21回東京国際ミネラルショー初日

新宿ショー初日、午後から参加してきました。

本当に良いもの狙いのコレクターは「朝から勝負」がお約束ですが、私は予算的に大物は無理なのでマイペースで落ち穂拾いを狙います。

毎度の事ながら新宿ショーは会場の半端な広さと人出の多さが苦手、年々人が多く「出物」は減ってきているような…

とにかく人出が多いので私の様に「人アタリ」してしまうタイプは石に集中して細かく見て行く事がなかなか出来ません。

このショー自分には向いていないかも…

私がミネラルショーに行く理由の一つが石仲間の方々にお会いする事。

早速会場についてからKさんの携帯に連絡、皆が集まっていそうな石屋さんを順に回って行くと意外とあっさり出会えました、だいたい皆さん目指して行くお店が同じなのですよ(笑)

本日お会い出来た石仲間の皆様、お世話になりました、ご挨拶出来て良かったです。

さて、肝心のショーですが…

今回は全体に値付けが高い、為替相場の影響が出ているのか欧米系が特に高い印象です。

今回の出物はメッシーナのアホーアイト入り水晶、稀産水晶の代表格ですが今回新しい坑道から出てきた(メッシーナの裏口?)そうで小さなクラスターから大きめのポイントまで会場の数カ所に出品されていました、ただし価格は未だ高めです。

しかし、ずっと探していてどうしても欲しい方は見比べて選べるチャンスなので良いかも知れません。

お買い得感があったのはマダガスカルのフローライト内包水晶ポイントの磨き一本三千円也未だ持っていない方にはおススメ。

当初は産出量が少ないとの事で高価でしたが、業者が在庫を隠していたのか後からどっと値崩れしました。(その前に買ってしまったさ;;)

紫の小さな蛍石が入っている可愛い水晶ですがナチュラルな状態ではマットな表面で印象が地味な為、意外と売れ残ったのでしょう。

マダガスカルの日本式双晶を均一価格で販売しているお店もありました。

ドルジーになっているものアメシストのファントムになっているものと色々な形状のものがあって掘り出せば良いものが見つかりそうです。

長年探している「オケナイト入りカルサイト」それらしきものをインドの業者さんでみつけたのですが、残念ながら今ひとつ形状が私の好みに合わず悩んだ末に今回もパス。

カナダの業者さんでフレーム状にファントムが入った面白い形状の湖南省瑶岡仙の蛍石を見つけたのですが多産の産地の割には値段が強気過ぎこれも見送り。

特別展が化石の特集なので化石の業者も多く出展していました、面白いものもありましたが今ひとつ人気が無い様子でした。

今回は全体的にトピックになるような目新しい石が無くフェアならではお買い得感は薄かった様に思います。

出展者を見渡すと、インド 中国などアジア系の業者が例年より少なく、パキスタン系も元気なし、IMAGE展との住み分けかビーズ物のお店も少ない印象でした。

それでも石仲間の方のご協力もあり、幾つか面白い石を捕獲出来ました(^_^)

今回の収穫は追々ご紹介して行きたいと思います。

それにしても、くたびれました~