KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

石の夢を見た

いやはや流感に罹ってしまい、ずっと寝込んでおりました。

連日38~39度以上の熱が出た為に熱を押さえようと飲んだ解熱剤の副作用で今度は喘息が起こり、さらにその咳を抑える薬の副作用で今度は不整脈が出て具合が悪くなりと玉突き式に体調を崩してしまってしばらく何も出来ない状態が続いておりました。

やっぱり薬に頼ると宜しくない、なるべく自然の治癒力を養うべきだと実感致しましたよ、はぁくたびれた。


寝込んでいる間PINK FLOYDなんか聴いていたのが悪かったのか、奇妙に鮮やかな夢を幾つも観た気がする、その内幾つかは石に関する物だったので記憶に残っているうちに書いておこう、ちょっと面白い偶然があったのでメモしておきたいのです。

他人の夢の話くらいつまらないものは無いと言うけれど自分用のメモでもあるので大目に見てやって下さい。

<石の夢>

モダンで整頓された博物館のような場所に自分が居る。

ショーケースの中にチームボックスに収納された宝石とファイルが置かれていて自由に閲覧する事が出来る。

ファイルには様々な人のプロフィールが納められていて、どうやら傍に添えられている石はその人が化したものの様だ。

ぼんやりとファイルを眺めていると奥から人が出て来て「あなたの石も完成しています。」と言う。

たとう紙(ルースをしまう為の紙包み)を開くとステップカットを施された黒い石が入っている。

良く見ると裏側から光が透けて反射しているので真っ黒な訳ではなく濃いスモーキーブラウンなのだろう。

思わず「黒いですね?」と呟くと、石を持って来た男性も「珍しいです、普通日本人はこんな色にはならないのですが」と言う。

ふと私が受け取る事になっているこの石は誰なのだろう?近親者だろうかと思うと酷く不安になってきた。

ファイルを受け取って中を見ようとして目が覚めた。

変な夢


面白い偶然というのは実は人を石にする会社が本当に有るらしいのです。

スピリチュアルな石の写真が素晴らしいので時々拝見している「Pundarika」さんというサイトで紹介されていたので知ったのですが、人の遺灰からダイヤモンドを作るサービスを行っているLifeGemという会社が実在するのです。

ダイヤは元々純粋な炭素の固まりですから、人の灰から作れても不思議は有りませんが、サイトに行って説明を読むと生物からダイヤモンドを生成する場合、多くは遺灰に含まれるヒ素や窒素の影響で黄色味がかった色になるそう。

石好きだから死んで石になるのも悪くないなと思う、問題は費用と保管してくれる人が居るかなんだけど(苦笑/寂し~)


論理的に考えると、本人忘れているだけでこの話を何処かで聴いていたのでしょうね、それが夢に出て来ただけなのかな。

BGMの所為もあるな、きっと。

FLOYDといえば『Crazy Diamond』じゃないかと、無理矢理落ちを付けてみる。

それにしても夢の中の黒いダイヤは誰だったんだ、案外自分自身だったりして…(^^;