KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

行って参りました、「第19回東京国際ミネラルフェア」

東京ミネラルフェア2006

行って参りました、「第19回東京国際ミネラルフェア」私が出掛けたのは2日目の土曜日。

とにかくもう、人、人、人、そして人…。

これでも初日よりはましなのだそうです、人混みの苦手な私はハッキリ言って石を探すどころじゃありませんでした(- -;

消防法の影響で会場内は間隔が少し広くなった筈なのですが、広くなった実感は余りありません、スペースが空いた分人が増えたのかも知れませんね。

年々じっくりと自分の石を探す余裕の無いフェアになって行く様な(泪)鉱物フアンが増える事は良い事ではあるのですが。

また今回はパワーストーン系の店舗が出展から外されたらしく、いつも目印にしているお店が無く、全体に微妙に配置が変わっているので去年の記憶も役に立ちません。

半分諦めモードに入ってしまいましたが、石仲間のKさんやCさん達と合流、皆さんの収穫品を見せて頂くうちに漸く石探しの意欲が甦ってきました。

今回東ヨーロッパ系の鉱物を扱うお店が少なめ、インド系もあまり出ていなかったような。

絶産稀産の鉱物がいきなり大量に市場にお目見えする事がありますが、今回はギラライト入り水晶通称パライバクオーツを大量に置いてあるお店が有りました。

何だ未だ未だ沢山採れるのかと安心していると次はぱったり出なくなったりするので、探している人はこう云う機会に入手するのがお薦めです。(私も小さいのを一つだけ入手)

他に眼についたのは琥珀のお店、ブルーアンバーや虫入り琥珀を量り売りで売っていてじっくり選べば良い買い物が出来そうでした。

モロッコの三葉虫の化石もキモカワイイ変種ものが多くて観る分にはとても楽しい、しかし化石に関しては真贋の見分けに全く自信が無いのでとても手は出せません。

アメリカの磨き物を扱ってるお店で白地に茶色のスパイダー模様が入ったワイルドホース*

を出していて魅力的でしたが形が扱いにくそうなのでパスしました。

*Wildhorse(ターコイズの銅の成分が抜けた白い石、茶色の筋は鉄分が含まれている為らしい)


少ない予算で宝探し!という事で人気だったのはアフガン系のお店です、皆夢中で掘る掘る(笑)ゴロゴロと転がる原石の中に思わぬお値打ちモノが見つかるのです。

私もここで二つの石を見つけました。

アクアマリン放射状結晶

Aquamarine/Gilgit/PAKISTAN


一つ目はKさんお薦めのアクアマリンの放射状結晶、最近産出されたタイプで花開く様に放射状に結晶したアクアマリンが実に涼しげです。

他にも大きめの母岩にスプレー状にアクアのミニ結晶が林立している、魅力的な石もあったのですが置く所が無いので泣く々見送り。

もう一つはルベライトと呼べない事も無い?ピンクトルマリンの母岩付き標本

ピンクトルマリン

PinkTourmaline/Gilgit/PAKISTAN


特に珍しいモノでは有りませんが、色合いの愛らしさが気に入りました、共生しているマイカ(雲母)も良い味出ています。


実はもう一つ自分的には「清水ダイブ」的な買い物が有るのですが…それはまた後日ということで。

※地名表記直しました、誤表記のご指摘いただきありがとうございました(^_^)