KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

JAPAN JEWELLERY FAIR 2009

先週9/2~9/4まで有明ビッグサイトで開催されていたジャパンジュエリーフェア(JJF)

最終日を覗いて参りました。

年々縮小傾向に有る催事ですが、今年はとうとう東ホールのみになってしまいました。

今迄大きなブースを構えていた大手の会社も今年は出展していなかったりコマが極端に小さくなっていたり、廃業した宝飾関連出版社が在庫セールをしていたりと宝飾業界に吹きすさぶ寒風を実感する思いがしました。

さて内容はというと…

今年目についたのはブラックダイヤやブラックスピネルを使ったモノトーンのビーズネックレスやジュエリー、今秋冬のトレンドカラーが「黒」なのでそれに合わせた提案なのでしょう。

全体に新しい商品の提案の場というよりは在庫処分の場といったところ、正直云って素材、商品共に目新しいものは殆どありません。

その中で気になったのはアフガニスタンの業者さんが持ってきていたターコイズマラカイトを非常に細かいシードビーズにしてつなげたネックレス。

お店のおじさん曰く「この細かいビーズを作る技術は中国人にもインド人にもないよ。」との事、物の割にかなりお手頃だったので次に見かけたら10連の物を買いたいな。

ルース関連はピンからキリ迄ですが、珍しかったのはオレンジカイアナイトのカットルース、原石は昨年辺りから出回っていますが透明感の有るものは非常に少なくカット出来るものは極めて稀少との事でした。

展示会の性格上、原石関連は本来「お門違い」なのですが昨今増え続けているヒーリング関連の出展社で浄化用として中国産の赤水晶や一目で四川省産と解るクラスターを並べているお店がありました。

原石と云えばブラジル産のなかなか綺麗なエメラルドを出しているお店もありましたが、値段的にはお手頃なのだけどいかんせん産地があいまいなのでパス、これは標本ではなくお飾りとして売っているので仕方有りません。

で、同じお店で見つけてしまったのが例の「ギラライト入り水晶」のラフ「クラゲ型内包物入りタイプ」で1000円也

新宿ショーで購入したものとは大きさも違うし水晶の結晶も出ていないので単純に比較は出来ないのですが…ずいぶんと安いorz。

これは産地の推定が可能な石だし折角の御縁?なので、デンドリック状の内包とギラライトが入っているものを選んで購入。

こうして同じ種類の石が殖えていく…

メヂューサクォーツラフ