KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

国際ミネラルアート&ジェム展 IMAGE2009

10/2から本日まで開催されていた「国際ミネラルアート&ジェム展 IMAGE2009」ちょこっとだけ覗いてまいりましたので簡易レポをお届けします。

ご存知の様に毎年新宿で開催されるこの展示会は、同じ会場の6月のショーと違い石を用いた加工品やアクセサリーが中心。

私の様な原石派は余りお呼びで無いので、行かなければ良いのですがデンバーのショーの直後と云う事も有りついつい気になって毎度出かけてしまいます。

出かけたのは初日の午後ですが雨の所為か不況の所為か人も少なめで程良い混み具合

ゆっくりと見易くてその点は良かったと思います。

会場の様子ですが年々6月のショーとの住み分けがはっきりしてきたようで、材料ものや磨きの工芸品に混じって天然石を使った手作りアクセの業者さんの出展が増えてきました。

手頃な価格で個性的なアクセサリーを手に入れたい人には良い機会だと思います。

とにかく目についたのは翡翠とルチルクォーツ、特にルチルは経済好調な中国圏での人気も手伝ってか「タイチン」クラスのものから「なんとか針が入っています」級の物迄数多く出品されていました。

あと気になったのはスギライト、勾玉や丸玉ブレス等以前とくらべると大分お手頃になりました、初日はタイムセールでスギライト勾玉2000円なんてお店も。

会場を良く見ると原石も結構出ています。

特に目新しい石は出ていませんが、興味を惹かれたのはパキスタンの緑泥岩ぎっしりで抹茶色に見える水晶と白い母岩の上に紫色の八面体結晶が乗っている中国産のホタル石どちらも新産との事で強気の価格設定に思えたので今回は見送りました。

(中国産蛍石は買わなかった事をちょっと後悔)

私の今回の収穫はというとパキスタンのピンクとグリーンのバイカラー蛍石、マイカぎっしりの母岩とピラミッド状の結晶のコントラストが良い感じ。

お手頃価格でみつけたのが下の写真のミャンマーのピンクトルマリン

水晶とのコンビネーションでピンクの結晶がぎっしり付いているのが可愛らしい。

このほかには国産水晶を1個買って今回のショーは終了。

私は見つけられませんでしたが均一の瑪瑙スライスの中から「イリスアゲート」を見つけたなんて話も聞こえてきました。

こういう展示会は敢えてテーマを決めず宝探し感覚で楽しむのが良いのかも知れませんね。

ピンクトルマリン

ELBAITE TOURMALINE with Quartz/Mogok , MYANMAR