更紗と云うより
これも国際宝飾展(IJT)で見つけたルース。
ブラジル産のカットルースで「バティックアゲート」なる名前で売られていました。
バティックとはインドネシアの臈纈染め(ジャワ更紗)の事ですが、赤と緑の模様をバティックの模様に見立てたコマーシャルネームなのでしょう。
この藻の様な内包物を含む瑪瑙は「モスアゲート(苔瑪瑙)」と呼ばれ、この緑の内包物の正体は主に緑泥石(クローライト)、赤い斑はおそらく鉄成分ではないかと思われます。
この石何で買ってしまったかというと、模様が藻の中を泳ぐ金魚みたいに見えませんか?そう、金魚石Part2なのだ(笑)
実はこの石インドのモスアゲートにそっくりなので密かに産地を疑っています
カット石の世界では原石の産地ではなく最終的に加工された場所や流通拠点が産地とされてしまう事がよく有る話なので。