ミネラルフェアレポートその1飯田橋ミネラルマーケット編
先週6/3~6/7まで東京国際ミネラルフェア2011が開催されました。
私は土曜日6/4に同日に開催される飯田橋のミネラルマーケットと梯子する形で行って参りました。
先ずはコレクターのフリーマーケットであるミネラルマーケットのレポートをお送りします。
乗り換えを間違えて現地についたのは11時くらい、会場に入ると既に沢山の人で賑わっています。
今回私が欲しかったのは国産オパールと蛍石、Doubletさんが出品している筈の玉山金山の水晶、熱気に気圧されながらも目的の標本を探します。
飯田橋のミネラルマーケットは新宿のフェアとは趣が異なり国産の鉱物が主役です、中には売り手が自ら採取してきた物もあります。
ぱっと会場を見渡して気づくのは客層の違い、比較的女性が多い新宿フェアに比べてこちらは男性が多く年季の入った鉱物コレクターが多い印象、並んでいる鉱物も国産が中心なので渋く通好みの標本が多く、昨今アクセサリーやパワストーン系が増えて来た一般のフェアに飽き足らなくなった方にはお薦めしたい即売会です。
会場は廊下を挟んで二部屋、とにかく人が多くてなかなか標本に辿り着けません(^^;
後で訊くと朝からかなりの人数が並んでいたとの話、やはり良い標本を入手するには開始30分が勝負だそうです。
(長くなるのでたたみます)
会場に入って先ず目に入ったのは入り口近くの糸魚川のベニトアイト、曹長岩の母岩に良く見ると淡いブルーの結晶が入っているのが分かります。露草の様な青には心惹かれますがお財布と相談して今回はパス。
次に目に入ったのは石川県宝達山の蛍石、国産らしく素朴で地味な蛍石ですが蛍石マニアなら買いでしょう、比較的晶形が出ているものを選んでみました。
会場でばったり石仲間のKさんとSさんに再会、水晶峠の水晶が沢山出ていると教えて頂いたので売場に行ってみる事に。
出品されていたのはスーパークリスタルと呼ばれる透明度の高い水晶と山入りのバッタリ鉱山の水晶。
スーパークリスタルタイプは所有しているのでバッタリ鉱山の石の中から内包の様子が面白いものを二つ購入(おまけに小さい水晶を二つ付けて頂きました、お店の方ありがとうございます)
一回りして隣の部屋に戻ると少し混雑が緩和されています、半ば諦めかけていたDoubletさんのお店も無事発見。チャリティー品であった玉山金山の水晶をはじめ味のある国産水晶を幾つか分けて頂きました。
写真は鉄分を含む緑泥岩グループの鉱物シャモス石によって色づいた荒川鉱山の水晶、落ち着いたグリーンが美しい山水画の様に味わい深い石です。
採集の苦労を考えるとこの値段で良いのかと思う価格で、良い石を分けて頂いた上におまけまで頂いてしまいました。
Doubletさんにはこの場を借りてお礼申し上げます。
さて今回一番欲しかったオパールですが…やはり遊色のはっきり出ているものは高価ですね(^^;
今回は手持ち資金が少ない事もあって全予算をかけても良いものは無理そう。
やや高額で中途半端な買い物というのが後で一番後悔することになると諦めたところで別のお店で長崎のオパールの欠片をガラス瓶に入れたものをみつけました。
ペンライトの光を当てると微かに遊色が見えます、価格を聞いたら野口さんでオツリが来る今はこれで充分かな。
飯田橋で良い買い物が出来たのでハイテンションのまま、合流した石のお仲間達と新宿フェアへと向かいました。