あれから三ヶ月
皆様お久しぶりです、随分長い間更新が滞ってしまいました。
その間に東日本震災が起こり、今まで見ない様にしていたもの、気づかずに済ませようとしていたものを一遍に目の前にぶちまけられた様なそんな衝撃を受けました。
あれからから三ヶ月が経とうとしています、余りにも無慈悲な天災と原発事故という文明が引き起こしたもう一つの大災害を前にただ呆然とするばかり、あの日を境に日常の何処かにぽっかりと暗い穴があいてしまった様な感覚は今後も続いて行くのでしょう。
被害の少ない関東在住の私でさえこの有様なのですから、甚大な被害を受けた被災地の方々のご心境は察するに余りあるものがあります。
この度の震災で犠牲となられた多くの方へ心からの哀悼を捧げると共に、被災地の一日も早い復興を御祈り申し上げたいと思います。
写真は私が尊敬する石の先達の一人Doubletさんが採集された震災の被災地陸前高田玉山金山の水晶、
先日飯田橋で開催されたミネラルマーケットにてチャリティーを目的として頒布されたものです。
玉山金山は奈良時代からの古い歴史を持つ金山で、かつて奥州藤原氏の権勢を支えたのもこの金山から産出された黄金であったと伝えられています。
写真の水晶は小さな石ですが日本刀にも似た凛とした佇まいが天災に毅然と立ち向かう北国の人々の姿に重なります
その控えめな美しさに感銘を覚えずにはいられません。