KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

IMAGE2012

昨日から開催されているIMAGE2012国際ミネラルアート&ジェム展を初日に覗いて来ました。

こちらは6月の新宿や池袋のミネラルショーとは性格が異なり、加工石中心のショーなので例年パスする事も多いのですが今年は久しぶりに出かけてみる事にしました。

会場に入ると平日のせいか人の入りがほどほどでとても見やすい、主催者はもっと入って欲しいのでしょうがユーザーとしてはこれくらいの混み方の方が買い物をし易いです。

ショーの性質上、アクセサリーや置物ビーズ等が多く原石系のお店の出展は多く有りません。

目についたのはアンモライトを扱う御店、国内外から数店出展しており値段もかなりこなれて来た印象、コレクション用の母岩付きの物なら数千円から綺麗な物が選べます。

糸魚川翡翠の御店も数店出展、店頭に出ているのはうっすらと緑が入った安価な勾玉やビーズが中心ですが、あるお店で非常に綺麗な原石を見せて頂きました。

裏から当てたライトで透過した緑の鮮やかな事!このクラスの物は滅多出ないとの事、子供の握り拳程の原石でしたが一体お幾らくらいするものやら。

ざっと見た限りでは特に目新しいものはありませんでしたが、ブラジルのダイヤモンドを含む礫岩を扱っているお店がありました。

もう一つの話題は会場で偶然お会い出来た虚空座標のKuroさんにご紹介いただいた緑のカイヤナイト、色はモルダバイトの様な渋い緑ですが形はまぎれも無くカイヤナイト、これはなかなか面白い石です、表面に油が塗られているのが残念ですが私も一つ入手しました。

Kuroさんにロシレムの紹介者デビッド・ガイガーが出展していると教えて頂いたのでブースを覗いてみると、

磨りガラス状の歪なアメシストポイントを沢山並べています、一体なんだろうと思っていたらツーソンでお披露目された「オーラライト23」と呼ばれるカナダ産のパワーストーンとのこと。

ファントムが層状に積み重なった構造が特徴のアメシストとの事ですが、残念ながら私にはありがたみが今ひとつ分からず…人気があるのかな?(^^;

他には先日このBlogで紹介した瑪瑙化した貝化石に良く似たものを売っているお店がありラベルを見てみるとこちらはサハラ産、大きさは私が持っているインド産より一回り小さく価格は数倍。

(こちらは穴を開けてペントップに加工出来る様になっていました。)

うっかり2階会場を忘れていたので回ったのは閉会ぎりぎりになってから。

お買い得かなと思ったのは中国鉱物を扱うお店、なかなか立派な蛍石やカルサイトが2000円均一で出ていました、別のお店に白い玉入り(クリストバライト?)入りアメシストなどが置いてありました。

探せば掘り出し物があったかも?これから行く方は忘れずに覗いてみる事をお薦めします。

さて今回閉会ぎりぎりまで悩んで購入したのがこのルース、ルチル入りのクンツァイトです。

産地はブラジル/ミナスジェライス。

ちょっとクールなピンク色と金色のルチルの色の組み合わせがとても綺麗。

Rutilatedkunzite

RutilatedKunzite/BRAZIL