第20回東京ミネラルショー(池袋)ちょこっとレポ
12月と言えば池袋ショーの季節です、海外ディーラー達も集う一年を締めくくる石の祭典。
心待ちにしていたのですが今回は家の事情で行けたのは土曜日一日限り、たった2時間の滞在となりました。という事で今回はいつも以上ににざっくりとしたレポートで失礼致します。
会場を一回りして先ず目を惹かれたのは内モンゴルの鉱物を持って来ていた石屋さんのブース、今回はいつもご一緒させて頂いてる石仲間の皆様には誰にもお会い出来なかったのですが後でBLOG巡りをしてみると同じお店でモンゴル産の鉱物を入手された方多数、やはり目の付けどころは一緒ですね(^^)
私はこのお店で八面体結晶の集合が球形に見える蛍石(写真上)と緑水晶(写真下)を購入。
この産地の鉱物はダルネゴルスクの鉱物に特徴が良く似ています、予算があれば出ている石全てを購入したいくらいどれも個性的で面白いものが揃っていました。
他には三階の売場でフィンランドのスモーキーを購入、一見するとモリオンの様に黒いのですが透かすと薄らと珈琲色に透けて見えます。
同じフロアの別のお店でロシア産の濃緑色の水晶を発見、殆ど真っ黒に見えるのですが透かすと非常に濃いグリーンなのが解ります。
こちらのお店では水晶を買ったおまけにケベックのフェアリーストーンを付けてもらえました。
毎年買って来た石を並べると不思議と会場では意識していなかったテーマみたいなものが見えてくるのですが今回は何故か緑の石ばかりに惹かれてしまった様です。
実は三葉虫の化石を買う気満々で行ったのですがお目当てのロシアのお店では予算不足で無念の敗退、ぐるぐる回っているうちに見つけたアメリカの業者さんでなかなか良い感じのモロッコ産のキファスピスを見つけたのでこちらをコレクションに加える事にしました。
全体の印象は「良いものはより高価に、安いものはより安く」
良い標本に関してはそんなに円高の恩恵も無く強気の値付け、良いものが高価なのは当たり前なのでこれは致し方有りません。
半面、数珠ブレスやg売りの原石、均一コーナー等コストが心配になる様な在庫処分をしているお店があったりと様々でした。
特筆すべきは人の多さ、6月の新宿並みの大混雑で「告知に数年かけてやっとここまで来た」とディラーさんも感慨深げ。
人が混むとじっくりと石を選べなくなり個人コレクターとしては複雑な気持ちですが、盛況であれば出展希望も増え良い業者さんも来てくれるので全体としてみれば良い傾向と言えるでしょう。
内モンゴルの緑水晶