電気石
Tourmaline(Elbaite)/Kunar Province/AFGHANISTAN
いやぁ困りました、自宅で使ってるMacがクラッシュしちゃいました。
電源が入らないので中のデーターが取りだせない、かといってハードディスクが壊れたわけでは無いので中に個人情報が入ったままなのでそのまま修理にも出せない…。
仕事のみならず日々の情報蒐集やコミュニケーションのかなりの部分をMacに頼ってるいるので大打撃、そういうライフスタイル自体がどうかとは思いますが(苦笑)
さて石の方は電気つながりで電気石ことトルマリン、これも先日のミネラルフェアの収穫の一つです。
写真の石はソーダー水を連想させる爽やかな色と放射状に拡がった形状が美しいアフガニスタンのトルマリンです。
トルマリンは加圧や過熱より電気を帯びる性質のある事から「電気石」と呼ばれています。
今ではすっかりトルマリンもポピュラーになりましたが世にしられるようになったのは18世紀初頭、Tourmalineの名は最初に発見されたスリランカの言葉"tourmali" に由来すると言われいます、意味は「色が混ざりあう石」「灰を吸い付けるもの」等諸説有ります。
Tourmalineグループにはその成分によって数種に分けられますが、中でもその美しい色彩で宝石として人気なのがリチウムを含むリチア電気石(Elbaite)です。
先日江戸東京博物館で開催中の「ロシア皇帝の秘宝展」を見学してきたのですが、ロシアの宝飾品の中にピンクのリチア電気石が使われていたので意外に思いましたが、スリランカで採れたものがはるばるロシアにまで渡ったものなのでしょうか。
現在、宝石として研摩されるものは鮮やかな色彩を持つブラジル産が殆どですが、産地は多く前述のブラジルの他スリランカや南アフリカの主産地の他アフガニスタンやパキスタンでもピンクやグリーンの魅力的な電気石が産出します(色こそ地味ですがここ日本でもみつかります)
かなり「トンデモ」系の話しですが前述の電気を帯びる性質を利用して電気を発生させる装置を作れないか研究している人も居るそうで、トルマリンをバッテリー替わりに積んだパソコンも研究されて居るそうな…。
「Intel inside」ならぬ「Tourmaline inside」、もし仮に出来たとしてもOSはMacintoshじゃぁ無いですよね(^^;
あぁ、それにしても困ったなぁ…(最初に戻る)