KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

第18回 東京ミネラルショー

会場の様子

さて、性懲りも無く池袋のミネラルショーを観て参りました。

初日は人が少なめだったと云う話しを聞いていたので、2日めでもゆっくり見られるかと

思っていたのですが甘かったorz

チケット販売所で既に行列、新宿よりはマシですが大層な人混みです。

さて肝心のショーの中身はと云うと…

この石の事は既に色々な方が書かれていますが、やっぱり出てた「レインボー水晶」

A会場で3店舗、上階のB会場で1店舗、相場はまちまちですが60円/g位から結構綺麗な物が入手出来ます。

しかし、この「レインボー水晶」については各店舗で産地の表記がまちまち、インド産であることは確かな様ですが詳細な鉱山名がはっきりしません。

人の手が加わったものではないかと云う説が出ていますが、たしかにここまで産地がはっきりしないのはちょっと怪しいかも。

でも綺麗な石だし処理石である可能性も考慮した上で、その美しさに見合う価格で買うなら「あり」だと思います。

さて他に目についたのは国産鉱物の数々。

池袋ショーは元々国産鉱物の販売に強いショーと云うイメージがあります、今回もお手頃なものからミュージアムクラスまで出品されています。

こんなとこにまでデフレの影響が出ているのか、均一や詰め放題、SALEの表示があちらこちらに。

特にヒマラヤ水晶とエチオピアンオパールはあちらこちらで安売りされていました。

中には国産鉱物3袋で1000円なんていうのもありまして、私もしっかり買い込みました(笑)

逸見石、天川のレインボーガーネット、千本峠の高温石英の三点セットで1000円也。

欲しかったけれど予算不足で買えなかったもので、気になっているのはパキスタンの緑水晶。

クリソプレーズを思わせる鮮やかな緑が印象的な水晶で数年前は結構見かけたのですが最近まったく見かけなくなりました。

比較的高価で良い標本を揃えているアメリカの業者さんの50%OFFコーナーに一つだけありました。

欲しかったけれど50%offでも25,000円なのだよねorz

あとお買い得だと思ったのは3000円で売られていた長崎県奈留島産の日本式双晶。

欠けの少ないなかなか形の良いものが出ていて、既に持っていなければ買いたかった。

糸魚川翡翠の青色がでているタンブルも出ていました。

目新しいものは少ないけれど、今回は探せば他にも色々お買い得なものがみつかりそうです。

なんだかんだで今回の収穫は前述のレインボー水晶と国産鉱物セットに加え

・ブラジル産の内包物が少々気持ち悪い水晶と格安トライゴーニック水晶

・ザクザクとグリーントルマリンが刺さっている水晶(ブラジル産)

・やたら結晶が大きいロシア産のアンドラダイトガーネット群晶

など…ガーネットを買ったロシア物のお店はダルネゴルスク物を中心に良い標本を良心的な価格で出していました、店舗名を紹介したかったのにラベルに何にも書いてありゃしない

今回手持ち予算が少なかった割には楽しめましたが、何だか収穫品にキワモノ的な石が多い様な。。。

後一つ思い出しましたが会場内で2000円以上の買い物をすると抽選に参加出来るのですが、購入した際にお店のサインを貰わないと駄目なのです。

あとから貰うのは面倒なので忘れずにサインを貰う様にしましょう。

私は貰いそこねて結局一回しか引けませんでした。。もちろんハズレさっ

会期は14日までありますので、これから出かけられる方も是非楽しんできて下さい。

良い石との出会いがありますように。

巨大な日本式双晶

特別展示の巨大な日本式双晶、これだけ大きいと壮観です。