KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

美しき疑惑物件

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分かっていながら、つい買ってしまった、だって綺麗なんだもの(笑)


某標本系ショップで見つけたロシア産のアンモナイト、金属光沢のある化石表面と母岩にキラキラと付着した黄鉄鉱が実に綺麗。

幾つかのアンモナイトが塊上になった立派なものも並んでいますが、私には小さな標本で充分。

散々迷った挙げ句一つの標本を選んでレジへ持っていきました。

私「綺麗にパイライトが付いていて素敵な標本ですね」

お店のお姉さん「それが…ちょっと怪しんです、これ」

聞くとアンモナイトの化石を母岩に接着し後から黄鉄鉱を付着させた可能性があるという、道理で黄鉄鉱の付き方が綺麗すぎると思った。

「どうしますか?」とお姉さん。

「下さい」良いや綺麗だし、そういうオブジェだと思えば。

知らないで騙されるのは嫌だけど、判っていて購入するのは構わない。

それにしても化石って本当にフェイクが多いですねぇ。

でもこれ、とっても美しいでしょう?(写真をクリックすると大きな画像で見れます。)