不思議な虹
都内夕方6:00頃に撮影
会社からの帰り際にふと空を見上げると不思議な虹が出ているのを発見、手持ちのCybershotU20で撮影したのですが分かりますか?(Photoshopで少しコントラストを上げていますが、肉眼ではもっとはっきり見えていたように思います。)
写真下の明るく見える方が西の方向でこの虹自体はほぼ天頂のあたりに見えていました。
虹というより幻日の一種かと思い調べてみたのですが、気象光学研究サイト「天空博物館」さんで取り上げられている、環天頂アークと呼ばれる現象では無いかと思います。
これは虹が天頂より太陽よりに太陽に対して凸型に現れる現象で、逆さ虹とも呼ばれ太陽と近い部分の弧(受け皿の形の下の部分)が赤、外側が紫となる現象です。
幻日と同じく上空を漂う6角形の氷の結晶が引き起こすプリズム効果によるもので都内でも時折見られる現象らしいのですが、位置の問題で気づかれる事が少ないそうです。
この現象を偶然に写真に収められたのは幸運でした。
(クリックするとVGAサイズで写真が見られます。)
追記(6/12)
天空博物館の綾塚様に写真を見て頂いたところ、やはり環天頂アークとのお返事を頂きました。
正確な出現時刻は6/8の17:55~18:00前後、撮影地は台東区、位置は天頂よりやや西南寄りに見ました。
この日は各地で様々な気象光学現象が目撃されたようです、興味の有る方はLINK先きの天空博物館様の「空の日」を御参照下さい。
参考LINK
■天空博物館
気象光学研究のサイト、素晴らしい空の写真と様々な気象現象の詳しい解説が読めます。