KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

MFA行って来ました

今年初めて開催された新しい石のイベントMFA展(MFA=Mineral,Fossil,Accessory)出店予定のクリスタルショップの方に訊いてもオフィシャルサイトを見ても今ひとつ方向性が分かりにくいフェアですが、百聞は一見にしかず取りあえず出掛けてみる事にしました。

会場は東京国際フォーラムのA展示場(1F東京駅よりの展示室)、有楽町側から来ると案内が殆ど無く少々不親切です。

中に入って見渡すと出展者は少なめ、しかしその分個々のスペースが広くゆったりととってあるところは悪くない感じです。


行く前の想像では加工石主体のIMAGE展にすぴこんを足した様なイベントかと思っていたのですが、パワーストーン系やアクセサリー系のショップは多いものの、思っていた程にはNewAge色は強くありません。

原石の業者さんも思いのほか出展していました、但し殆どが国内の業者さんで、国内対海外の比率は8:2と言った所なので純粋な標本系で海外の珍しい鉱物を探している方には少々物足りないかもしれません。


会場入りして早々に某大手鉱物サイトの管理人Kさんに遭遇、お言葉に甘えて一足先に会場入りしていたKさん(さすが!)に中を案内して頂きました。

じっくり見て歩くと意外と掘り出し物が見つかります、ヒマラヤ方面の鉱物を非常に良心的ないお値段で出しているお店やマダガスカル蛍石入り水晶の中型ポイントを格安で出しているお店(ああ持っていなかったら買ったのにorz)天川村レインボーガーネットを並べているお店もありました。

馴染みの横浜のお店では話題のジラソル製お雀様を見せてもらって、その摩訶不思議な造形と存在感にちょっと感動したり(笑)「規模の割にチケット代高い」なんて心の中でぼやいていた割には結構楽しめてしまいました。


会場ではKさん以外にもSさん達石仲間に遭遇、石仲間が集まれば当然楽しい戦利品の見せ合いっこが始まります。

何故か全員同じ様な石をチョイスしている事ってあるのですが、今回の主役はなんといっても アクアマリン

見事な結晶を市価では考えられない価格で入手したお買い物上手さんや「トラピチェタイプのアクアマリン」なんて珍品を見つけ出した方も。

どの石も見事で一体この会場の何処で見つけて来るのだ?と不思議に思うものばかり。

私もカンチェンジュンガ産のアクアマリンとアフガニスタンのゴシェナイトと水晶をリーズナブルな価格で入手、「見るだけ」のつもりだった割には何かと買ってしまった様な(^^;

混んでいない分じっくりと石が見る事が出来、扱われているアイテムの範囲も広いのでゆったりと自分の石を探したい方にはお薦めできる展示会です。