KAMMENNYI TSVETOKー棗猫の標本箱

"KAMMENNYI TSVETOK(カーミニツヴィートク)"は鉱物蒐集に関する個人的な覚え書きのBlogですFC2より引っ越しました。 サイト名は真の美しさを求め石の花を追い求める石工を描いたロシアの作家パーヴェル・バショーフの小説集の題名「石の花」のロシア語表記から採りました。 *当サイトの管理人は著作権を放棄しておりません、文章及び画像の無断転載はご遠慮下さい。

第20回東京国際ミネラルフェア

TIMA2007

放置気味で申し訳有りませんm(_ _)m

余りの更新頻度の少なさにいい加減閉鎖したと思われていそうですが、またボチボチ再開しようと思います。

さて今年も国内最大のミネラルフェア第20回東京国際ミネラルフェアに行って来ました。

初日の金曜日に行って来たのですが、平日にも関わらず大変な人出。(上の写真は閉会間際に撮っているので空いて見えます。)

毎度の事ながら通路が狭いのですれ違いにも一苦労、展示品の商品を引っ掛けてしまわないかヒヤヒヤしてしまいます。

この日はやや涼しい気候だったので助かりました、人いきれの上に石を観る為に集中していると堪らなく暑くなってくるので毎年2時間位でダウンしてしまいます。

特別展はオーストラリア大使館協賛の「オパールと恐竜」展。

有名な「ERIC」は展示されていませんが烏賊のご先祖から恐竜の骨までこんな物までオパールになるのかと感心します。

遊色の見事な大型原石も展示されていますのでオパール好きは必見。

また特別展と同じフロアでミネラルフェア20周年記念の抽選プレゼントもやっています。

私は見事に「ハズレ」恐竜のはがきを頂きましたが同じ絵柄が三枚(^^;何方かプレストスクス以外のはがきが当った人交換してくださーい。

今年の出展社を見渡して先ず気づくのは中国系の出展社が激減していること、これは中国"製”のフェイクが多く出回っている昨今の状況を考えると仕方のない事でしょう、フローライターとしては中国は大産地なので残念な気持ちも有るのですが。

内容的には鉱物標本中心の「ミネラルショー」らしい内容、所謂「クリスタル・ヒーリング」系のお店は減少傾向、常連のお店が姿を消していました。

しかしその反面 数年振りに新しい業者さんが参入、特に氷いちごそっくりなローズ石(Roselite)入り水晶を置いていたモロッコ鉱物のお店は石仲間に大人気でした。

「氷いちご水晶」以外にも変わったタイプのマンガンカルサイト、六角柱型に成長したヴァナディナイト(Vanadinite)のニューフォルム標本など盛りだくさん、私もこのお店で可愛いサムネイルを3つ程購入しました(^_^)

会場奥に出展していたスイスのお店も良い感じでした、スイス産の透明感の良いファーデン水晶や骸晶が手頃な価格で買えます。

晶形が綺麗な氷長石(Adularia)も数点有り、国内での価格と比較するとお買い得です。

お馴染みの荻窪のお店は会場でもセール中、残念ながら私が欲しかった標本は既にSOLD OUTでした。

こちらも毎度お馴染みのパキスタンのお店では「ディープ」ローズクオーツの原石がお買い得、放射状に結晶したアクアマリンやトルマリンも色が綺麗で魅力的でした。

石好き仲間との交歓もお楽しみの一つです、今回も何人もの石好きさんにお会い出来ました。

一言に石好きと云ってもお気に入りポイントは違うもの、私の様なチビ標本専門からミュージアムクラスの大物までお互いの収穫品を披露しあったり情報を交換したり楽しい時間を過ごせました。

皆さん同じ事を言っておられましたが、今回全体的に相場は高め為替の影響がこんなところにも波及しています、私の様に予算が少ない者には非常に辛い。

それでも細かく探せばお気に入りのものは見つかる物です、これから行く方々にも良い石との出会いが有る事をお祈りします。